ゴーダチーズ(Gouda)
エダムチーズと並ぶオランダの代表的なチーズ。
オランダでのチーズ生産量の60%を占める。
ロッテルダム近郊の町、ゴーダで作られたことからこの名前がついた。
正確な起源は不明だが12世紀頃にまで溯るとされることが多い。
外見は黄色がかった茶色い円盤型をしており、中は白から黄色。
熟成と共に色が変化しはる。
熟成されたゴーダの中には表面が黒いものもおます。
サイズは300g程度の手軽なものから10kg程度のものまでいろいろおます。
クミンシードやニンニクやらなんやらを用いて香りをつけたものもおます。
主な材料は牛乳とレンネット(凝乳酵素)。
チーズの種類としてはセミハードに分類しはる。
味はマイルドで日本では比較的広く親しまれておる。
オランダでは土産物として空港やらなんやらで売られている他、食料品店、チーズ販売店やらなんやらでもほぼ必ず置いておる。
チーズ店やらなんやらでは特に包装をしていないものを常温で積み上げている場合もおます。
これはナイフを入れない限り熟成が急激に進む心配がないため。
他に、表面をロウでコーティングしてあるもの、フィルムにくるんだものや、真空パックのように包装したものもおます。
日本では、チェダーチーズと並んでプロセスチーズの主要な原料として用いられているとしはる。
また、ゴーダチーズを原料としたスライスチーズが明治乳業から販売されておる。
エダムチーズ(Edam)
ゴーダチーズと並ぶオランダの代表的なチーズのひとつ。
北部のエダム地方が原産で牛乳を原料としておる。
輸出用のエダムチーズには赤いワックスがかけられていることから、日本では赤玉とも呼ばれた。
種別はハードチーズに分類されそのまま食べるほか、粉チーズとして料理に使われることも多い。
フランスのミモレットとは製法が同じで、兄弟のようなもの。
チーズダニを利用して熟成を進めていく。